相続税対策として、よく耳にするのが「銀行からお金を借りると相続税が安くなりますよ」というものです。
なぜお金を借りると相続税が低くなるのか。
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相続税の計算には債務控除というものがある
債務とは銀行の借入金や未払いの税金など、亡くなった人の本来負担すべきものです。
亡くなった人のすべての財産から債務をマイナスすることができます。
相続対策になっていない場合もある
例えば、財産が100円とします。このまま何もせずに亡くなると100円に対して課税されます。
銀行から50円借りたとします。財産は100円+50円(お金)=150円になります。50円で土地を買います。財産は100円+50円(土地)=150円です。
亡くなったときは財産150円、債務50円よって150円-50円=100円です。100円に対して課税されます。
手持ちのお金があれば借入する必要はない
手持ちのお金があれば、お金を借りても意味はありません。借りると利息分損になります。
ただ、借りたほうが良い場合もあり(資金繰りが厳しい等)一概には言えませんが。